ラピュタロボティクスとは?倉庫の移動を支えるAMRと群制御AI

日本のラピュタロボティクスを公式資料から紹介。倉庫で働く人の移動負担に対し、PA-AMRの搬送と群制御AIが何を担うか、人の作業と導入前の確認点を整理します。

商品を取りに行き、容器を運び、次の棚へ向かう。
倉庫のピッキング担当者にとって、移動の多さは作業を圧迫します。
ラピュタロボティクスは、AMRの搬送とAIによる行き先の提案で、この負担に向き合う日本の企業です。

国:日本(本社:東京都江東区)
出典:公式会社概要。

分野:倉庫物流AI、AMR、群制御/エリア:東アジア、日本。
情報確認日:2026年10月11日。
以下は公式説明の整理であり、gannaiによる実機検証ではありません。

ラピュタロボティクスはどんな会社か

会社概要によると、同社は2014年設立で、東京に本社を置いています。
創業者や研究の出発点だけを見て、スイスの会社として紹介すると現在の会社所在地が伝わりません。
海外オフィスと本社所在国は分けて読む必要があります。

製品にはピッキングアシストロボットのPA-AMR、自動フォークリフトのAFL、自在型自動倉庫のASRSがあります。
この記事では、AIの具体的な役割を確認できたPA-AMRを中心に紹介します。

PA-AMRでAIが決める行き先と経路

AMRは、自律移動するロボットを指します。
ただし、AMRという呼び名だけではAIの仕事はわかりません。

公式の機能説明では、AIが次の行き先を提案し、群制御AIが複数AMRの位置を踏まえて経路を示すと説明しています。
群制御は、複数のロボットを連携させて動かす仕組みです。
1台の走行だけでなく、人が次にどこで作業するかにも関わります。

工程 公式説明で確認できる分担
商品棚への移動 PA-AMRが対象の棚へ移動
商品の取り出し 人が商品を取り、コンテナに投入
次の作業場所 AIが行き先を提案
複数台の移動 群制御AIが位置情報を踏まえて経路を提示

出典は上記の機能説明です。
この構成では、商品の取り出しには人が関わります。
ロボットが運ぶ工程と人が取る工程を区別すると、倉庫のどの負担に対応する製品かが見えてきます。

導入を考える人が確かめたいこと

物流センターの責任者が知りたいのは、ロボットの台数だけではないはずです。
たとえば、担当者が棚の間を往復する時間と、商品を探して取り出す時間では、必要な対策が変わります。

導入前には、現在の作業を次のように記録すると、試験導入と比較する土台になります。
これはgannaiによる評価案で、同社が効果を保証する指標ではありません。

記録する項目 比較する理由
移動に使った時間 搬送と行き先提案が対応する負担を調べる
商品の取り出し時間 移動以外に残る作業を把握する
AMRを待った時間 台数や作業配置が適切か確かめる
欠品や破損の対応時間 通常の注文だけでは見えない負担を調べる

比較するときは、注文数、商品構成、作業人数を記録して条件をそろえます。
商品構成が違う日の処理数だけを比べても、AIやAMRによる変化を切り分けられないためです。

AMRを入れれば倉庫の作業を任せられるか

PA-AMRの公式説明は、人が商品を取る作業を含みます。
導入評価では、商品の補充、取り出し、受け渡しを誰が担うかも確認したいところです。

ラピュタロボティクスを読むポイントは、AIの行き先提案と搬送によって、人の作業の組み方をどう変えられるかです。
自社の負担がどの工程にあるのかを記録し、公式の機能説明と照らすところから検討できます。

物流の別工程に関心があれば、Agility Roboticsの荷物の載せ替えも比較材料になります。
屋外の運搬については、Burroの農業向け搬送で扱っています。

公式資料と確認履歴

2026年10月11日:公式資料を確認して初稿を作成。
対象4社の作成と公開について、ユーザー承認を受けて公開。